Someday Somewhere

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『スロージョギングで人生が変わる』

スロージョギングという言葉は以前聞いたことがあったし、テレビでも紹介されているのを見たことがあったけど、ほとんど気にもかけていなかった。 今回たまたま読んでみたら、いいことがたくさん書かれているじゃあないですか。 「あーあ、もっと早く読めばよかった」と久しぶりに思わせてくれた本です。

既に読んだことのある人もたくさんいるだろうし、既に「何年も前から実践してるよ」という人もいると思う。 スロージョギングのやり方を説明しているサイトもあるし、この本の著者ご自身がやり方をYou Tubeで説明しているものを見ることもできるので、興味がある方は検索してみてください。

スロージョギングに関して丁寧に説明しているサイトもあるのですが、簡単にまとめてみると次のようになると思う。
1)名称のとおり、ゆっくりと走る。
2)フォアフット着地。
3)速度の調節は歩幅で行う。

1)ゆっくり走る。
こう言われると、ゆっくり走ろうとするがために上にピョンピョンと跳ねながら走ろうとしてしまう人がいるが、ジャンプする必要はない。 ではどうやってゆっくり走るのかというと、歩幅を小さくするだけ。 初めは自分の足のサイズほどでもいいとのこと。 実際にやってみると、散歩をしている人よりも遅い速度だったりする。

2)普段気にとめることもないが、歩いているときはだいたい踵から着地しているらしい。 スロージョギングではフォアフット着地と言って、足の指の付け根辺りから土踏まずの手前辺りで着地をする。 フォアフットだからと言って、つま先で着地するのではない。 こうすることによって、着地時に受ける足・脚への衝撃をかなり減らすことができる。

3)1)にも書いた通り。 ジョギングをすると、ついつい速度が速くなりがちだが、息があがってしまったり、隣りの人と会話ができないぐらいの速度になってしまったら、歩幅を小さくして速度を落とす。

冒頭で「もっと早く読めばよかった」と書いたが、以前から「一日一万歩」歩こうと言われてきて、実践している人もたくさんいると思う。 その内、「一万歩」にこだわるのではなく、それよりも健康やダイエットには「インターバル速歩」がより効果的と言われ始めた。

ただね、わたしも主人もよく歩くタイプで、普段からよく歩く。 距離も結構歩く。 でも健康・ダイエットのどちらにしろ、目をみはるほどの効果はあまり感じていない。 そんなとき、この本を読んで、①スロージョギングはウォーキングの1.5~2倍の運動量、②スロージョギングはウォーキングでは使わない脚の筋肉(例えば太ももの前側とか)も鍛えることがでる、③体重が重い人・高血圧の人・膝痛や腰痛のある人でも行うことができ、効果を実感できる、などなどスロージョギングの良さを知り、純粋に驚いたというわけ。

主人はあまりこういう情報に飛びつくタイプではなく、わたしが見聞きしたことや読んだことを話しても普段は全然実行に移そうとしないのだが、スロージョギングに至っては、何を思ったのか実行し始めた。 たぶん、歩いても歩いてもお腹まわりが全然小さくならないからだと思うのだが。

スロージョギングで脚力を鍛え、体力をつけていくと、フルマラソンを完走することもできるまでになるらしい。 そこまでなろうとは思っていないが、実際やってみて、スポコンみたいな歯をくいしばって行うトレーニングではないジョギングに出会うことができた。 これなら続けられそうである。

天気が悪い日は家の中でスロージョギングのようなことをする人もいるみたいだが、著者が薦めるもう一つのトレーニング方法がある。 それがスローステップ。 家の中でも気軽に行うことができるし、高齢などでスロージョギングもちょっと難しいという人にもお薦めらしい。

スローステップのやり方
1)高さ20cmほどの台を用意する。 スローステップ用の台も市販されているが、段ボール箱などでも作ることができる。

段ボール箱で作る場合:
①両足をしっかり乗せることができるぐらいのサイズで、高さが20cmほどの段ボール箱を用意する。
②箱に新聞紙や読まなくなった雑誌・本などを詰めてテープでしっかり蓋をする。

箱の前に立ち、
①右足を箱の上へ
②左足を箱の上へ(ここで箱の上に両足で立っている状態)
③右足を箱から降ろす
④左足を箱から降ろす(箱の前に立っている状態・始める前の状態)
⑤左足を箱の上へ
⑥右足を箱の上へ
⑦左足を箱から降ろす
⑧右足を箱から降ろす

簡単に言うと、箱に右足から上がったら右足から降り、左足から上がった時は左足から降りる。 これを繰り返し行う。 テレビでも見ながら30分もやると、「運動したな」と思えるぐらいの運動量はあると思う。

高齢の方など20cmの高さではちょっと難しいかなという場合は、もっと低い高さの台から始めてもいい。

箱の材質や箱を置く床の状態によっては箱に乗った時滑ることもあるので、注意が必要。

実際段ボール箱で作ってみた(↓)f:id:tsukisai:20170428073554j:plain

 箱に乗ったり下りたりしても箱が滑って動くこともなく、箱の上に足を置いた時に足が滑ることもなく、とりあえずはこの箱でスローステップを実行中。



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