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Somewhere in time

A little something to say in my everyday life

『四つ話のクローバー』

 あぁ、またまた水野敬也氏の本を読んでしまった。 というか、Kindle Unlimitedにこの著者の本が何冊かラインアップされているので、今だったら無料で読めるわけで、ついつい「じゃあ、これも」といった感じでダウンロードしてしまった。

四つ話のクローバー

四つ話のクローバー

 

 『夢をかなえるゾウ』第1弾の初版が2007年、第2弾が2012年なので、2011年に出版された『四つ話のクローバー』は『夢をかなえるゾウ2』の前ということになる。 ただ、読んでみた感じでは、『夢をかなえるゾウ』が実践編とすると、こちらはその準備編的な印象を受けた。

本のタイトルからも分かるとおり四つのストーリー(「深沢会長の秘密」「ハッピーコロシアム」「見えない学校」「氷の親子」)が紹介されているのだが、基本のストーリーがあり、主人公の友人が主人公にその四つのストーリーを話して聞かせるといった構成になっている。

本を通して一貫して見えてくるもの、それは「感謝」、「共感」、そして「生きる」ということ。 どんな事、どんな物にも「感謝」の気持ちを持ち続けて毎日の生活を送る。 他人の立場に立って物事を考えれば「共感」という気持ちが起こり、それは自分の仕事や人間関係を含む普段の生活にも反映してくる。 そして「感謝」と「共感」を持つことができれば、「生きる」こととはどんなことなのかが自ずと見えてくる。 著者はこんなことを言いたいのかななどと思いながら読んだ。

成功するためのノウハウ、考え方、習慣などなどこの種類の本は山のように出版されている。 それらの本には、成功した著者が行っている方法、お金持ちや有名になった人たちの例が紹介されていたりするわけだが、普通に生活している者にとってはいまいちピンとこないことが多い。 「言いたいことは分かるけど、でも自分のような人間、自分が置かれているような環境だったらどうすればいいわけ?」みたいな。 それに引き換え、本書にしても『夢をかなえるゾウ』にしても、今の日本社会、どこにでもいそうな人たちが主人公だったりするので、読んでいて実感できるような気がする。

結局、どうやったら成功するのか、どうしたら自分の夢をかなえることができるのかというのは、方法がどうのという以前に、自分の心をどういう状態に保つのか、普段からどういう心で生きていくのかという、昔から変わらないことだと思う。