Someday Somewhere

A little something to say in my everyday life

『腹いっぱい食べて楽々痩せる「満腹ダイエット」』

夏井睦先生の炭水化物が人類を滅ぼす - Someday Somewhereを 読んだあと、江部康二先生の本も読んでみた。 こちらは糖質制限の方法について具体的に書かれている。 それもそのはずで著者の江部先生ご自身も糖尿病と診断され、実際に糖質制限治療を行っているから。 また、この本を出版される前から先生の病院である、京都にある高雄病院で実際に糖質制限食を行い、糖尿病患者さんの治療に携わっている。

 糖質制限は、著者が本の中で何回も触れているように糖尿病患者の治療方法の一つ。 糖質制限に関しては、取り上げている書籍やネットも多く、一日三食のうち一食だけでも炭水化物をとらないようにすると効果が出たりするので、ダイエット として気軽にやってしまう人もいるかもしれないが、腎臓の病気にかかっている人など糖質制限を行うべきではない人もいるので、持病のある人はきちんとかかりつけの医師などに相談したほうがいい。

糖質制限は、現在、医師たちの間でもいろいろと議論になっているらしい。 確かに短期的に見た場合効果があるのはわかるが、それを長期的に続けた場合どうなのかという点。 江部先生はその点に関して、夏井先生同様、人類の歴史という視点からも説明している。 また、海外の糖尿病治療にも触れ、糖質制限という考え方が糖尿病治療方法の選択肢の一つとなりつつあることにも触れている。

私はというと、糖尿病ではないが年齢と共に基礎代謝の悪さを実感するようになり、ちょっとやってみようかなといったところ。 ここ数日、糖質をできるだけ控えるようにはしているが、確かに1週間もすると効果が出てくる。 もともとチョコレートや餡子系は好きではないので、お菓子などの甘い物を食べないのは苦にならない。 お米は海外にいた時間が長く、その間ほとんどお米を食べないこともあったので米は無くても全然気にならない。 ただし、困るのは小麦粉と果物。 果物は一日三食全て果物でもいいというぐらい好きだし、小麦粉で作ったものも大好き。 しょうがないので、食べてもいいものの中で自分が好きなものを幾つか選んで、それをよく食べてるが(例えば、チーズとかナッツ類)。 夏井先生の本だと、先生が食べている物が紹介されるぐらいだが、江部先生のほうはもうすこし詳しく出ている。 また、完全に炭水化物を食べないというのではなく、玄米、野菜、魚を中心とした食事を薦めていたりと、「絶対炭水化物を摂取するな」と言っているわけでは ない。 糖尿病予備軍的な人や糖質制限に興味がある人は一度読んでみるといいかも。



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