Someday Somewhere

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『情報は1冊のノートにまとめなさい(完全版)』

 先日、

『読書は1冊のノートにまとめなさい(完全版)』 - Someday Somewhere

を読み終わった後、この著者の書籍をもっと読みたくなった。 きっと重なる内容もあるだろうと想像がついたにも関わらず、やっぱり買って読んでしまった。

ノートや手帳は割と好きなほうだが、この類いの本を片っ端から読むということはない。 恐らく半信半疑に受け止めているのだと思う。 「実行している著者にとっては一番の方法かもしれないけれど・・・」と思ったり、押しつけがましく思えたりと悪い方に思い がちだからかもしれない。

この本に対しても同じように思っていた。 『情報は一冊のノートにまとめなさい』が話題になっていた時も、そういう方法もありというだけで、何でそんなに騒がれるのだろうと。 大体、全ての情報を一冊のノート、それもA6という小さいサイズに全て放り込むって言っても。 使い終わったノートはさぞかし分厚くなってしまうだろうし、ノートがどんどんたまってしまうだろうに。 それに、後からその情報を取り出したい時はどれだけ面倒なことか。 パソコンで検索できるように検索リストを作るらしいけど、そのリストを作るのも面倒なように思えた。

それでも今回、著者の本を続けて読みたいと思ったのは、ノート術がどうこうというよりは著者の書く文章が読みやすかったからかもしれない。 そして、その文章を通して著者の人となりが伝わってくるように思えた。 著者自身はこの方法をずっと実行しているけれど、取り立ててこの方法を押し付けてくる感じもしない。 「こうした方が便利だった」とかいうコツも実際に実行している人ならではの内容で、「絶対こうしなければならない」といった印象を受けることもない。 要するに、読んでいて気持ちがいい文章なのである。

この本を読んだ後、読書ノートも書いてみようと思っていたので、一冊のノートを始めてみることにした。 サイズはA5。 メモ魔ではないが、書き始めるとたくさん書くこともあるし、手書きの文字は割と大きく書くほうなのでA6はさすがに小さ過ぎて無理。 このところB5も使ってみてるけど、時にはスクラップブックのように何か貼ったりすることも考えると、あとあと分厚くなった時にB5では持ち歩くのに不便だと思ったから。

今現在、一ヶ月ぐらいが経過しようとしているけど、まあ始めたばかりということもあって一応続いている。

一つ、良かったことがある。 それは何でもこのノートに入れておけばいいということ。 これ、聞くだけだと「へぇ~、そんなものかね」と思いがちだが、ストレスからかなり開放される。 パンフレットや何かの情報など、これはとりあえず取っておこうと思うものがあった場合、今までだとシステム手帳に挟んでおくとか、家の保管用のファイル に入れておくとか、どこにしまっておくかをまず考える。 保管した後は後で、見返すこともなく、だいぶ時間がたってから、「これ、こんなところに保管してたのか」とか思いつつ捨てる、みたいなことがなくなった。 とりあえずノートへ。 これだけ。 理由はわからないけど気分的に結構すっきりする。

それと、検索リスト。 一冊目は試しということもあり30枚のノートを使ったのですぐ使い終わってしまった。 そして検索リスト作成。 結構面倒なのではと思いながらやってみたけど、思ったほどではなかった。 もちろん30枚のノートなのでリストに書き出す必要のある内容の数が限られていたということもあるだろうけど。 想像するほど時間はかからないと思う。 「ノートは見返してこそより一層価値というか意味が出てくる」みたいなことを書いていたので、1ページ目からパラパラと見ながら作る検索リスト作成も意味があるように思えた。

そんなこんなで今現在手帳は使っておらず、A5サイズのノート一冊を楽しみながら使っている。

 


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